コックス&キングス マーレオフィスの江畑 友隆さんからのレポートです。
「今日は・・・何曜日だっけ?」
ふと、手元のカレンダーを見やる。
「3月5日/金曜日」
5が赤く標記され、金曜日が休日であることを示していた。
「そう言えば、信号も止まっていたな・・・。」
今では違和感なく受け入れられるようになった「安息の金曜日」。
それまで、あたりまえのように「日曜日=休日」だと思い込んでいた・・・が、世界は広い。
国が違えば言葉が違い、風習や宗教が異なるように、休日の設定も異なってくる。
イスラム教国家のモルディブでは、金曜日が休日となっている。
休日は・・・「何もしない」。
それが、モルディブ人の休日の過ごし方。
いつもは忙しなく人が行き交うメインストリートにも、
この日ばかりは人の影すら見当たらない。
客が来ないのなら、店を開けておく必要はない、と
スーパーマーケットを始め、衣料品店・文房具店・電気屋・魚市場・郵便局に至るまで
ほとんどの店が閉店している。
もちろん、ホテルや空港、病院は24時間営業中である。
しかし、街の機能はOFFの状態に等しい。
信号さえも止まっている。すべては安息のため。
14時頃から、それとなく街は動き出す。
人々が通りに出始め、街が活気を取り戻す。
店が開き、信号に光がともる。
『安息日』、それは人も機械も一息する『特別』な日。
カレンダーが示す金曜日の赤い標記は、『神』が与えた休日を表す。
神から授かった休日を安らかに過ごすことがモルディブ人の務め。
この日ばかりは、人も機械も神の前で無力に戻る。
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